発狂妊婦を救った主人の言葉

明日で、妊娠26週目になるそんな日。
朝から私の機嫌はすこぶる悪かった。仕事は難なくこなし、引き継ぎも抜かりなく順調である。
仕事中は仕事に集中しているからかイライラや悲しいという感情はないが、ふっとした瞬間にどっと疲れを感じていた。

帰宅途中より涙が止まらなくなり、早くお風呂に入って一人の時間を過ごそうと思っていたところ、玄関でばったり主人と遭遇。

一気に感情がこみ上げてきた。

イライラして精神的に不安定であることで赤ちゃんに悪い影響を与えていることに自己嫌悪していた私、イライラが抑えられずお風呂で泣く。
主人は気を利かせて、マラソンに行く。私を一人にしてくれた。
お風呂から上がりながらも涙が止まらず、ベッドに横になって泣きわめく。

お腹が空いていないのに、我が娘に栄養を与えねばと思い、夕飯を軽く摂る。(納豆と味噌汁、みかんしか喉を通らない。食べる量が落ちている。が、お菓子は食べてしまっている)

夕食を済ませ、布団に横になっていると母から電話。
一度目は出る元気が無くスルーしていたが、再度かかってきて、母が心配しているだろうし、私も話したら何か変わるだろうと思い電話に出る。

しかし、母との電話後にイライラや憤り、感情が抑えられない、怒りと悲しみが入り混じり、頭が爆発してしまった。

主人が好きかどうかわからなくなったこと。
妊娠すらしなければ、主人も幸せだったんじゃないか。
主人を信じていない私って。。。なんで信じられないの。
どうしてお金の心配ばかりしているの。
出産準備について一人で焦って、調べてすぎて疲れているんだろう。
もう主人のことを好きじゃなくなったのかもしれない。なぜ結婚したのかわからない。

すべてを破壊したい

全てを壊したい衝動を抑えられず、家を飛び出す。
深夜11時のスーパー、コンビニへフラフラ。涙を流しながら嗚咽を吐きながら、徘徊。

ふっと家の近くの公園へ。
ブランコに乗ってみると案外うまく乗れない。
ベンチに座り、夜空を見上げる。

今日は満月だと知る。綺麗だった。

娘も見えてるかな〜とお腹の娘にお月様を紹介する。
一年後、娘も公園に来たり、数年後には公園の遊具で遊んだりするのかなぁ〜と。
「娘、砂場でお城を作るのかな〜。ブランコに乗って楽しそうにお友達と遊んでいるのかな〜。鉄棒に登ってるのかな〜。」
満月は、私の心を優しく照らしてくれた。

お月様のおかげで、一旦、私の衝動は収まった。
家に帰る前にコンビニへ。母が言っていた「お菓子でもなんでもいいから好きなものや食べたいと思うものを食べなさい」という言葉が耳に残っており、コンビニで好きなものを探す。
コンビニ三軒回った。

食べたいものが見つからない、好きなものがない、食べたいと思わなかった。
その瞬間、思い出した。

私は高級なデパ地下の美味しいお惣菜を食べたいと思えなくなっていることに。好きだった、デパ地下の美味しいお惣菜。
デパ地下できらびやかなお惣菜を見ることや選ぶことが好きだった。

しかし、今は、デパ地下に行って購入する決断力も判断力も気力すらもないことに。何も考えられない、良し悪しがわからない何も判断できない状態になっていたのだ。

なぜか、モンブランと炭酸飲料を購入して帰宅。

食べても美味しくない。
一口食べたモンブランをビニールに入れて、音を立てて潰しまくる。

どうしてこんなことしてるのだろうとふっと我に返り、また自己嫌悪。

母に言われた、落ち着く方法を試す。
紙をビリビリ破くことに。

なぜか、妊婦雑誌、ベビーカーや抱っこ紐のカタログなど破っていた。


そして、我に返り、疲れて何してるんだろうとまた自分を責める。そして次は、モノにあたり、主人の上着やリモコンなど叩きつける。

そして泣くという繰り返し。

泣きつかれるとちょっとだけ冷静になる。娘のために寝ないと、、、と。

ベッドに入っても、涙が止まらず、さめざめ泣く。

深夜2時、主人が何か感じたように起きる。
私が散らかし尽くした部屋を片付け、そして
そっと私が寝ているベッドの横へ。私に優しく声をかける。

大丈夫。安心して。お前は俺を信じるだけでいい。
俺はお前から離れない。
何があっても共同体だから安心して俺についてこい。
何度も何度も私を安心させる言葉を放つ。

お前のどうしようもなくコントロールできない気持ち、辛い気持ちを全て分かってあげれず、ごめん。
辛い状況ということはわかるから、安心してついてきて。
主人は何度も何度も私を勇気づける。

私は泣きながら、
信じるってどういう行動を示せばいいのかわからない、
ついていくって何をすればいいの?
どうして好きかどうかわからなくなったの?
私おかしい。心療内科へ行くべきなのかもわからない。お薬飲まないといけないのかな。
今の精神状態が娘に悪影響を与えているのはわかってるけど、どうすれば解決するのかわからないし、悪影響を与えている自分も最低だ。
と泣き続ける。枯れることのないかのような涙。

主人からの提案

聞いて欲しいと主人から1つ提案。

「疲れたり気持ちが不安定なのは仕事と通勤。もう明日にでも休もう。」

「感受性が高いから、無意識に他人からの微量なエネルギーの影響をもろに受けて、影響されまくっている」

「俺の遺伝子を残して欲しい。元気な娘を産んで欲しい。」

「休んで、好きな日本橋に行ったり、散歩していた方がよっぽどいい。休んでる間に、母親学級など参加してママさん達と話す方がいいよ」

「休んだらよくなるから、俺を信じて」と。

主人が私を選んだ理由

主人は、恥ずかしがりながら

「俺はな。お前と結婚した理由三か条がある。」

「まず1つ目はな、能力が高い。俺と同じで感受性が高い。人の気持ちや雰囲気を感じて空気を読んで行動するところだ。だから、俺は暴君にならないですんでいる。」

ボーくん?クレヨンしんちゃんのボーちゃんのこと、と私。主人は暴君!と念押し。

「そして2つ目はな、よくも悪くも世の中や世間一般、一般常識を知らないこと。だから俺に新鮮な考え方をもたらしてくれる。世間の常識に翻弄されコントロールされていないところ。だから目が綺麗なんだよ。」

3つ目は、嗚咽と思考停止で何だったか忘れてしまった。
うっすら覚えているのは、「与えること」だったと思う。俺が気づかない視点を言ってくれたり、ご飯も美味しいし、いつも成長させてもらっている。

私は主人へ「搾取している。何も与えてあげれてない。もっとあなたが自由にのびのびと出来る環境を作れていない。もっともっとこうしてあげたいのに」と。

家族のための休養

私は、怖かった。これから起こる未知なることを経験することを。
怖くて不安で、一人もがいていた。
どうしたら、お互い無理なく暮らせるか、どうしたら娘が元気に育つか、どうしたら職場のみんなが私が産休に入っても負担なく業務ができるか、どうしたら主人に迷惑がかからないのか、子育てしながらどうしたら主人を支えていけるのか、考えすぎて調べすぎて、疲れ切っていたのだ。

主人は、器が大きい。優しすぎるのだ。
そんな主人に甘え過ぎているのではと思うくらい私は主人におんぶに抱っこされている。

「お前を救えるのは俺しかいない」と確信して強く強く言ってくれた主人。

私のことを正しく認識して見てくれる主人。

主人はすごい人なのだ。人間味があり情に熱く、家族思いで私のことを真摯に受け止め、愛してくれる。

私はそんな主人にひどいことを言って申し訳ない気持ちでいっぱいになり、また自分を責め、どうしたら主人の力になれるのだろうかと。

主人の力になるには、今はやはり主人が言うように休んでのんびり過ごし、笑顔でいることなのだろう。

最後に、主人がふっと思ったようで、
「全くエッチしてないから、なのかもしれない。俺のエネルギーを与えていないから。明日夜してみよう。」と。
私ももしかするとそうなのかもしれないと思った。怖くて怖くてできなかった。

主人からぎゅーっと抱きしめられているとき、私は落ち着いている。
そう気付けた。

ありがとうと主人へ。
ゆっくりと二人で眠りの世界へ落ちていった。

そして新しい朝。
我が娘の胎動を感じながらメモしている。


この満月の日のことを忘れないように。娘が大きくなった時、主人と笑い話にできるように。

ABOUTこの記事をかいた人

kibou

溺愛される生きるパワースポット妻|笑美心のマインドを日々磨いている|娘と主人、お酒、ハーブティーをこよなく愛す|不安定な心を持っているのにメンタルカウンセリング歴10年の私が、「心理学と手帳に書く」ことだけであらゆる夢(恋愛、仕事、結婚、妊娠など)を叶え、笑顔と愛に溢れる日々を綴っています。