滞在2日目は、町おこし協力隊が企画していただいたお試し滞在モニターツアーとして幾つかの名所を回りながら、移住者の声を聞いていきました。
☑︎原尻の滝
☑︎ハハノテ
☑︎キッチンウスダ
☑︎善光寺
☑︎用作公園
町おこし協力隊として豊後大野市へ来ているお二人。
ご主人とともに豊後大野市へ移住し町おこし協力隊として働いている方と豊後大野市の方と結婚して移住した0歳児を育てている方。
お二人とも笑顔が素敵で、豊後大野市の魅力を要所要所で説明してくださいました。

原尻の滝 見下ろせる滝は数少ない
阿蘇山が噴火してできた原尻の滝。
滝を見下ろしたことのない私は、初めての体験。吸い込まれそうで怖かったです。


滝の上からダイブして、亡くなってしまった方もいるそう。
滝の水が流れている川の上にあるける橋がかかっており、主人とともに渡ってみました。

ベビーカーで渡れるのはわからなかったのですが、若干怖さがあったので、娘はお留守番。
豊後大野市は、大分県で一番野菜の生産量が多く、ピーマンは西日本一。
水も豊かで土壌も肥えており、大分県の食を支えている。またキリン一番搾りに使われている麦も作っている。
ビールの中ではキリン一番搾り派な私。美味しい麦を生産してくれてありがとうという気持ちが湧いてきました。
※授乳中なので飲めないのが悔しい。

自然食品のお店 ハハノテ
ハハノテという自然食品のお店へ。ハハノテは、約2〜5年前に家族3人で移住を決めた旦那さんと奥さんが始めたお店。
お二人にお会いし、移住したきっかけや移住後の生活を伺いました。
トンネルの前に立てられたお店。東京ではなかなか見ない佇まいに正直驚きました。

お店には、珍しい食品がたくさん。


東京のオーガニック食品を扱うお店で購入したことのあるお菓子も幾つかあり、品揃えの豊富さに驚きました。
仕入れには、お店に来た現地の方々の声を聞いて、お店に並べていることもあるそう。
お客さんの声を素直に反映でき、ニーズに合わせたものを提供できるお店ができるのも田舎ならではの魅力だと思いました。
豊後大野市へ移住したきっかけは、旦那さんが畑をしたいということ。
やりたい!ワクワクを優先した夫婦。二人の中には、穏やかな雰囲気と生き生きした瞳が印象深かったです。

移住者同士がつながる。お客さんの声を聞いて、仕入れ。1商品あたりの仕入数は少ないとのことだが、オーガニックなものは多い。
畑がしたかったので、移住。以前は不動産関係の仕事。畑はみんなで協力して作っている。
小さなアンテナショップ、くるだけで楽しくなれる、拠り所。
良かったよ〜という口コミが、人を呼んでまた人が集まる。
2人には、人が集まる人望を感じました。
キッチンウスダ 25年前に墨田区から移住したパン屋さん
キッチンウスダは、25年前に墨田区から移住しご夫婦で始められたカフェ。
山の中に囲まれたお店。あわただしい日常を忘れられるような空間。

ランチをいただきました。
☑︎季節のランチプレート:「山芋とミートグラタン」「キャベツのコンソメスープ」「きのこのマリネ」自家製のパン
☑︎サンドイッチ:オムレツとローストチキンをサンド。バンズは、ハード系と柔らかい系のパンを選べました。

今にも食べたそうな娘。

澄んだ空気が溢れている山の中で食べるランチはひときわ美味しく、特に水が美味しいんです。
水のおいしさを感じられるのは、田舎ならでは。現地の人はそれが日常だから忘れちゃいがちなことでも、都会から来た私たちにとってはとても新鮮で、水のおいしさに感動。
タダで美味しいお水を飲める幸せがこの地にはあるんだな〜と。
田舎にはよそ者を排除するような雰囲気がある地域もあるが、豊後大野市には移住者へも暖かく迎え入れてくれる方が多いよう。
現地の方々に愛され続けているお店がここにはありました。
善光寺 大分市内から移住し、地元から愛される人になった住職
耳を澄まして、川のせせらぎ、太陽のあたたかさを存分に堪能。
お寺の住職さんは、当時跡継ぎがいなかった善光寺を勧められ、大分から移住してきたお寺さん一家の三男だったそう。

移住当時、地元の人たちが温かく歓迎してくれたことを印象深く語ってくれました。
「大分県の方言は荒く、喧嘩を売っているように聞こえる。だけど、それも文化。それに慣れることが大事。」
「祭りや町内行事、道路愛護や草取りなどの行事に参加することで町民と仲良くなれるし、人となりを知れ、逆に自分たちを知ってもらう機会になる。」
そういう関わりができる人が田舎暮らしには向いているんだろうな〜
用作公園 空と足元に広がる紅葉 癒しの家族写真を撮るにはここ
紅葉狩りを堪能するには、広すぎず狭すぎずのベストなスポット。
紅葉も美しく、逆さ紅葉も撮影できるのです。
駐車場には、大分ナンバーの車が多かったので、大分でしか魅力が伝わってない紅葉狩りスポットなのではないかと思い、もっとPRしてもいいんじゃないかとある意味残念に思いました。
逆さ紅葉綺麗。

娘と紅葉を撮れて幸せでした。

また、ベビーカーに乗った娘を多くの方が笑顔を寄せてくれて、ほっこりしました。
しかし、階段があったり、砂利道があったりと、ベビーカーでの散歩は正直大変でした。赤ちゃんとのお散歩や観光には、抱っこ紐がオススメ。
娘と紅葉、今しか撮れないフォトですね。
移住者の方々と関わって
率直な感想は、
「つながりの文化」がここにはあるな〜と思いました。
地域やご近所を知らなくても生きていける都内。しかし、この土地では地域を知って、人を知り、自分を知ってもらうことが生活していく上で必須なんだと思います。
なので、子育てのタイミングで移住するのはある意味オススメなのかもしれません。
子どもがいることで、子どもの話になったり、子どもが現地の人たちとの仲を取り持ってくれる、そう感じました。
また、田舎への移住の際の注意点は、自分がどんな感情を優先したいかだと思います。
「変化」「成長」「刺激」が欲しい方は田舎暮らしはオススメできないと思います。なんせ、穏やかな雰囲気ですから飽きちゃいますから。
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